鈴木医院のお知らせ|京都府京都市上京区にある耳鼻咽喉科

お知らせ

2023.09.04
仮診療所営業開始のお知らせ

先日よりお知らせしておりました通り、本日の夕方診より、新しい場所での診療を開始させていただきます。

堀川中立売の北西角、ファミリーマートさんから北へ三軒目の白いビル、都総合ビルディングさんに場所をお借りしております。

なお、駐輪場は同じビルの一階の駐車場の南側をお借りする形となっておりますので、ご確認ください。

入り口は階段ですが、左手に坂道になっている場所があり、もし車椅子の場合ですとこちらからお入りください。

一時的に電話番号が変更となっております。08013426200におかけください。

また、移転に伴い一時的にファックス番号を0753201793へと変更しております。

何卒よろしくお願いいたします。


2023.08.19
改装のため一時移転いたします!

この度、診察室の改築・改装を行うことといたしました。

大変急ではございますが、この建物での診察は8/30までとなります。

9/1・2・3・4の午前とお休みをいただきます。

9/4の15時から当院より徒歩3分、堀川中立売交差点の北、ファミリーマートさんの北へすぐの都総合ビル8階で診療を再開いたします。

これに伴い、移転後は午前診の時間は9-12時、午後診察は15~17時半と変更させていただきます。

11月中旬には当院で診療を再開する予定でおります。

皆様にはご不便、ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。


2023.08.02
夏季休診のお知らせ

日頃から当院をご利用くださいまして誠にありがとうございます。

 

2023年8月10日(木)~2023年8月17日(木)

休診いたします。

 

大変ご迷惑をおかけ致しますが、よろしくお願い致します。


2023.06.28
クーラーと上手につきあうために

ここ数日の湿度や暑さもあり、今年もクーラーをつけないとやっていけない季節がまいりましたように思います。

昨年の同じ時期にもこのようなお話を書いておりますが、

まずは、

①クーラーのフィルター掃除をやっておきましょう

クーラーのフィルターが去年から掃除せず汚れたままなのか、もしくは、お部屋のすみっこにたまっていたホコリをクーラーの風がまきあげたかで、多量のホコリを吸い込んだことが原因と思われる、アレルギーのような症状にお困りの方が来院されております

 

②クーラーで冷えすぎないようにしましょう

温度設定を低い目にして冷えすぎてしまったようなことで、調子を崩されたような風邪タイプの方もおいでになっております

 

③ ①と②の両方

もともとのアレルギーで鼻が詰まりやすいことから口呼吸となり、口呼吸からのどが乾燥し、のどの乾燥で痰がからむような違和感、いがいが感、のどの痛み…となるような方がおられるようです。

 

個人的には口呼吸の改善が風邪を引きやすい方には効果が高いのではないかと考えております。普段から鼻水が多い、気がつくと口呼吸になってしまっている、といった方には鼻をよく観察させて頂きます。

お役に立てるようお困りの症状をよくお尋ねするようにこころがけております。

ご来院をお待ちしております。


2023.05.29
今朝から風邪をひいたので抗生物質を処方してくださいというご要望について 結論:オススメしません!かかってすぐの風邪に効く抗生物質は存在しません!

まず、大事な点として…次の4点を知っておいてください

「かぜ(風邪)」の大部分はウイルスが引き起こす!

その原因となるウイルスもいっぱい種類がある!

でも使いやすくてよく効く抗ウイルス薬はない!

ウイルスのあとに細菌がやってくる!

 

「かぜ」とは、くしゃみや鼻水、咳などに代表されるような、はなやのどの急性の炎症の総称です。鼻やのどに炎症を起こすもの(病原微生物)として有名なものに「ウイルス」と「細菌」があります。

そしてこれら、風邪の症状は、まず大半がウイルスによるものであると知られています(ライノウイルス、コロナウイルスが多く、RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスなどが続きます)。

 

カビにカビキラーがあるように、ウイルスに対するウイルスキラーとしての抗ウイルス薬や、細菌には細菌キラーであるところの「抗生物質(抗菌薬)」が存在しています。

どのウイルスや細菌が暴れているのかを調べて、それに対する薬を使用するのが治療の原則だとされていますが、ただ、かぜと呼ばれる鼻やのどの炎症に対して非常によい効果を発揮してくれるようなお薬は今のところ存在しません。かぜ症状ということに限っていえば、インフルエンザに対してのタミフルなど以外は、その効果がはっきりとあるわけではありません。新型コロナのお薬も、ひとつには「発症後3日以内に飲めば、飲んでいない人と比べると症状が収まるのが1日早くなる」といったような、「わあ、すごく効果的だなあ、ぜひたくさんのひとたちに飲んでもらいたいなあ~」とはあんまり言えないんじゃないかなあ感のあるお薬となっております。

 

また、かぜの症状の原因となっているウイルスを調べるべきかどうかという話なのですが、ある程度の種類であれば抗体の有無など採血では調べられても、結果がでるまでに一週間程度の時間がかかり、風邪の大多数は一週間程度で治ってしまう…結果が出る頃には何もしていないけれど治ってしまっていたというようなことでは、薬の選択をする根拠とはならないので、見合わないということで経過を見ていることが多いというのが現状です。例えばアデノウイルス専用抗ウイルス薬というものは今の段階で存在していないので、結局は対症療法、痛み止め、咳止めや痰切りで経過をみましょうということになります。

ここまでを一言でまとめると、「やることがかわらないなら検査する意味ないやん」ということです。

じゃあコロナやインフルだけがやたら検査されるのは、他人に移すとかなりアカンことになるからで、もしそれであったら厳重に隔離させてもらうという選択になります。

 

風邪などの炎症を引き起こす原因では、順番として、ウイルスが先で、細菌があととなります。

ウイルスが荒らした場所に、細菌(たとえば溶連菌とか、肺炎球菌といったように、日本語で語尾に「菌」がつく)がやってくるというイメージで捉えていただくとよいと思います。細菌が暴れ出すのは、ウイルスによってはなやのどの粘膜が痛めつけられたあとなので、かぜ症状が出始めて3.4日が経過してから、つまり、のどの奥や扁桃が真っ赤だとか膿の白いつぶつぶがついている、鼻水がネバネバで黄色い、鼓膜の奥に膿が透けて見えている、つまり「化膿している」といった表現がなされるような状態が抗生物質を使用する目安として知られています。

つまり、風邪だな、のどが痛いなということに朝に気がついてそのまま受診された方に抗生物質を出すと、ウイルスだけがいて、細菌という敵がいない状態に攻撃を加えていることとなり、病気を起こしているウイルスには何らダメージを与えられません。それだけではなく、その後、その抗生物質に対する耐性菌という、非常に抗生物質が効きにくいタイプの菌ができることを促すことになってしまいます。腸内細菌のバランスにも悪影響があるかもしれません。つまり、メリットがないうえデメリットばかり与えてしまうこととなります。

 

これらを踏まえると「めざめると風邪を引いていました、抗生物質がほしいです」と言う方に対して「その必要ないですよ」と言うことには、色々と考えが込められていることをおわかりいただけますでしょうか。カビに除草剤を撒いても仕方がないのとちょっと似ているかもしれません。

どうぞ「はたらく細胞」など最近のわかりやすいお話などをご参考になさってください。

https://amr.ncgm.go.jp/materials/

 


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